☆バッハ祭り2024夏 河村典子 Violin solo 7/14(日)18:30 店内席はSOLD OUTです。 ・・・・・・・ 《ヴァイオリンひとり》 J.S.バッハ　無伴奏ヴァイオリンソナタ まるで縄文の火焔土器のようなエネルギーがほとばしるバッハの自筆譜、ご覧になったことありますか？起筆から収筆まで、その筆送りはすべてが見通されて迷いなく、この上なく大胆かつ奔放。そしてその楽譜から立ち現れる音楽はまさに宇宙の法則にのっとって、人類への偉大な贈り物であるように思えます。 天才的なオルガン奏者として特にその即興演奏が生存時から高く評価されていたバッハですが、無伴奏ヴァイオリンソナタを演奏するとき、彼がまた如何にこの楽器の機能的かつ音楽的な可能性をも知悉していたかを痛感します。そこに、一個人の修練や経験を超えた、楽器と音楽との直感的・直截的な一体感を感ぜざるを得ないのです。 無伴奏ソナタとの終わりのない旅はヴァイオリン奏者の私にとって、常に肉体的機能の限界を突き付けられながらも、バッハの音楽の真髄にふれる無上の喜びに満ちています。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 梅本さんとの何年もの後の再会を通して、横浜エアジン・バッハまつりにて《ヴァイオリンひとり》演奏！ご縁に感謝です、楽しみです!! 河村典子（ヴァイオリン） 1978年よりスイス在住。スイスと日本を拠点に演奏・指導および数々のプロデュース活動。演劇・ダンス・狂言などの異ジャンルとのコラボレーションや、2008年谷川俊太郎氏とともにスイス・スロヴェニアツアー、2009年外務省メコン・日本交流年認定事業ヴェトナム・ツアー、2019年音楽狂言ヨーロッパツアー、など。2005年よりバッハの無伴奏プログラム《ヴァイオリンひとり》で全国行脚、2012年元旦にスイス・トローゲンの教会にて第100回演奏を達成。